9月(旧暦:長月)になりました。

 暑い日が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか?
岡澤の郷から見る今朝の妙高連山は、美しく雄大に見えます。
黄金色した稲穂がたわわに実り、秋の刈入れもそろそろ始まる風景に変わりました。

 我が家の庭は、暑さのなかでも少しづつ秋色に変わり始めています。
赤いほうずきや紅葉しはじめたピンキーウインキーが秋を感じさせてくれています。
暑さで諦めていたメキシカンブッシュセージに紫色の花が咲さきはじめました。

 秋風を感じながら、東屋で一郷庵の蕎麦を食するのもお勧めです。

 今月の蕎麦膳の和歌は、良寛さんの秋を詠んだ句を書いてみました。
蕎麦膳の天ぷらの懐紙は、女将が一枚いちまい心を込めて筆でしたためております。
書で秋を感じて頂けたら幸いです。又蕎麦と共にお付けするサラダは自家製無農薬の玉ねぎを使用しております。トッピングのカリカリ感の蕎麦米と玉ねぎの食感をお楽しみください。

※今月の蕎麦膳(平日限定 要予約)
「柴の戸を うち出てみれば み林の
   木ぬれもりくる 月のさやけさ   良寛」

訳:粗末な庵から外にでてみると、神の社に立ち並ぶ林の梢から 射し出て来た月の光の、何と明るくすがすがしいことよの意





 

 

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